作成日:2015年4月24日 最終更新日:
 

スマホやタブレットの充電が遅い原因

スマートフォンやタブレットを充電する時なんか普段より遅い?って思った事ありませんか? そこで、なぜ充電が遅くなるのか原因を解明し、どうしたら解消出来るか考えてみましょう。

スマホやタブレットの充電が普段より遅い

充電が遅いと感じた時に、考えられる原因

バッテリーがトリクル充電モードに入っているため充電が遅い場合がある

スマートフォンやタブレットに使われてるリチウムイオン電池(バッテリー)は、満タンに近づくと充電が遅くなります。

具体的には電池の量が0%〜80%前後までは速く充電出来ます。(この時を急速充電と呼んだりします)そして、残りの80%〜100%までは遅く充電します。

よくiPhoneなどを充電する時、残り10%しかないと焦ってACアダプターにUSBコードを挿しこむと30分くらいで30%〜40%は充電出来ているはずです。サクッと急速充電してくれるので助かりますよね。でもiPhoneのバッテリーが90%から充電しようとすると、なかなか100%まで行かないのです。

Appleのサイトではこのように説明されています。
利便性のためにすばやく充電。耐久性のためにゆっくり充電。
Appleのリチウムイオンバッテリーは、バッテリー容量の80%までは高速充電し、その後、低速のトリクル充電に切り替わります。最初の80%に達するまでの時間は、設定方法と充電しているデバイスの種類によって異なります。この複合的な充電プロセスが、デバイスをより短時間で外に持ち出せるようにするだけでなく、バッテリーの耐用年数も延ばします。 バッテリー容量の80%までは高速充電

80%〜90%台から充電を始めて、普段より充電が遅いからと言って、この充電器は不良だ、使えない、と思うのは早とちりです。どんなに高出力の充電器でも、リチウムイオン電池(バッテリー)が80%以上になると急速充電は出来ません。(急速充電するには充電器側の電流値も関係しています。詳しくは次の項目「充電器側の出力が不足している」を参考にして下さい。)ですから、最近のモバイル充電器は説明書に、iPhoneの充電時間の例として、「0%〜80%は1時間 80%〜100%までは30分」のように、あえて分けて書いているのを目にするようになりました。

では、なぜそんなことになるのでしょうか?

Appleのリチウムイオンバッテリーに限らず、リチウムイオン電池などの二次電池は、自然に電気が放電していく自然放電の割合が、1次電池(使い捨ての乾電池などの)よりも多いです。例えば、新品の乾電池は1年経っても新品ですが、使ってない旧バージョンのiPhoneをたまに出してみるとバッテリー切れで電源が落ちてることがあります。徐々に放電して電気がなくなっているのです。ですから、充電中はその自然放電を補うために、満タンに近づくと微小の電流でゆっくり充電する方法に切り替えているのです。この現象をトリクル充電といいます。

どうゆうことかと言うと、自然放電が多いということは放っておくと、どんどん電気が逃げていき、いざ使おうとした時は、少ししか電気がなかったり、まったくなかったりします。じゃその時充電すればいいと思うかもしれませんが、停電などの予備用の蓄電池としてリチウムイオン電池を用意していた場合は、蓄電されてないと意味がありません。ですから、緊急時用の予備バッテリーとして用意している時は、通常は電源に繋ぎっぱなしにして、バッテリーが放電してもすぐ満タンになるように微小の電流で絶えず充電し続けるのです。

ノートパソコンがいい例です。普段はコンセントにつないでいますよね。でも停電になったり、コンセントが抜けても、内部にバッテリーがあるので、電源が落ちずにしばらくは使用できます。この内部のバッテリーもリチウムイオン電池(ノートパソコンによってはニッケル水素電池の場合もあります)なので、自然放電しないように常に弱い電流でトリクル充電し続けているのです。弱い電流でゆっくり充電しないとバッテリーを傷めてしまいます。ですから、急がない時はゆっくり弱い電流で充電した方がバッテリーには優しいのです。

でも100%のままの状態が続くとバッテリーの寿命が縮まるんじゃないの?はい、その通りです。放電と充電を繰り返す状態になり熱も発生するので徐々にバッテリーは劣化していきます。ですから、定期的にバッテリーを消費しメンテナンスする必要があります。ノートパソコンのバッテリーをたまに使った方が良いと聞いたことはありませんか?定期的にバッテリーだけで使用して、劣化していないか確認したり、寿命を縮めないようにメンテナンスするのです。ノートパソコンによってはバッテリの寿命を縮めないよう制御機能が付いている場合もあります。

リチウムイオン電池は20%〜80%の間で使う事が寿命を縮めない理想とされています。空の状態が続く事も実はダメなんですね。寝る前に充電し、朝まで充電しっぱなしはダメだとか言われるのも、満タン状態で、常に放電と充電をくり返してしまい、バッテリーの寿命を縮めてしまうからです。

長くなってしまいましたが、スマホの充電が遅いと思ったら、まず何%まで充電されてるか確認しましょう。そして、90%まで充電されてるならそこで充電は止めましょう。充電時間も掛かりますし、その方がバッテリーにも優しいです。

充電器側の出力が不足している

上記の「バッテリーがトリクル充電モードに入っている」でも少し触れましたが、リチウムイオン電池は0%〜80%までは急速充電が可能です。急速充電が可能というだけで、必ず急速充電するわけではありません。それを決めるのが、充電器側の出力になります。

出力と言うのはA数の事です。ACアダプタやモバイル充電器の製品や説明書にOUTPUT(定格出力)または最大出力などの記載があると思います。
例)OUTPUT:5W(5V/1A)
このAが電流値を示しており、スマホやタブレットに流せる電流の量なのです。0%〜80%までの急速充電をするには、充電器の出力が、スマホだと1A以上、タブレットだと2A以上必要になります。(iPhone6 Plusなどのタブレット並みのスマホの場合は2Aくらい必要な場合があります)パソコンなどのUSBポートは0.5A(500mA)程度ですので、急速充電は出来ません。ですから、出力の低いパソコンなどのUSBポートや何ポートも分岐して出力が低くなるUSBハブなどは急速充電出来ません。トリクル充電時と同じくらいの充電速度になります。

充電が遅いと感じた時は、各モバイルデバイス(デバイスとはここではスマホやタブレットのことを指します)が急速充電するために必要な出力電流(A)が足りていない場合があるのです。「0%〜80%前後までは速く充電出来るな」と思っていても、充電器側の出力が不足してると充電が遅くなるのです。※ちなみに、パソコンのUSBポートに挿しこんでもまったく充電出来ない場合は、パソコン自体に電源が入っていない事がよくあるので、一度確認してみてください。

また、「2Aの高出力でタブレットも急速充電可能!」とうたっているモバイル充電器なのに、充電が遅いと感じた場合は、充電器の故障、またはケーブルの故障が考えられます。よくiPhoneなどで「このアクセサリは使用できません」と出るのは、充電器側の出力が極端に低くなっていたり、不良を起こしている可能性があります。参照「iPhoneやiPadに起こる「このアクセサリーは使用できません。」 のメッセージの原因

充電に使用するケーブルに原因がある

普段より充電が遅い時は、充電に使用するケーブルに問題がある可能性もあります。

普段と違うケーブルで充電していませんか?またはUSBの延長ケーブルを使って充電していませんか?スマホ側がトリクル充電モードに入っているわけでもなく、充電器側の出力にも問題がないはずなのに、なんか充電が普段より遅いと感じたら、ケーブルも疑ってみてください。

USB延長ケーブルを使っている場合は、電流が弱くなり充電時間が遅くなります。Appleの純正Lightingケーブルは50cmでも1mでも2mでも、A数の制限はなく、短い50cmでも長い2mでも充電時間に差はないそうです。ただし、純正ではない社外品のケーブルを使用すると充電が遅かったり、充電事態が出来ない場合もあります。よくAppleの製品はこれにハマっていますよね。

Apple製品ではないAndroidのスマートフォンでは、充電用のUSBケーブルによっては充電に差が出てくるようです。とても分かりやすく検証されているサイトがございます。Androidの方は参考にしてみて下さい。【急速充電】急速充電対応USBケーブルを使って端末を充電する

純正ケーブルでもまったく充電出来ない場合は、断線やコネクタ部分の故障も考えられます。また単なる接触の可能性もありますので、充電ケーブルを挿し直してみたり、ゴミや埃がコネクタ部分に詰まってないかを確認してみてください。

バッテリーが寿命を迎えている

もし、あなたが2年以上スマホやタブレットを毎日充電して使用している場合は、そろそろ、スマホやタブレットに使われているバッテリーが寿命を迎えているかもしれません。

バッテリーとして使われているリチウムイオン電池は、およそ500回の充電が寿命と言われています。(正確には充電した電流の量により変わります)2年くらい経って最近充電が遅いとか、すぐに電池がなくなるなどの現象に心当たりがある方は、バッテリーを交換するか新しい機種に交換することをオススメします。毎年のように新機種が出て、機種変更を促されるのもバッテリー寿命が関係しているのかもしれません。

バッテリーを長持ちさせるには
・満充電の状態を長く維持しない(100%なのに充電器に繋ぎっぱなしにしない)
・バッテリーが空の状態を長く維持しない(20%〜80%の維持が理想)
・小まめな充電はなるべくしない
・高温にならないように注意する


ちょっとしたことで、バッテリーは長持ちするので普段から気にしてみてください。

アプリなどの機能が充電中も動作している

なんか昨日より充電が遅い!と思ったら、スマホやタブレットの設定を変更したりしませんでしたか?または、新しいアプリを入れたとか。心当たりありませんか?

充電器や充電ケーブルなど条件はほとんど変わっていないのに、充電が遅かったり、バッテリーの減りが速かったりする場合は、スマホやタブレットのアプリや設定変更を疑ってください。何かの設定で常に裏(バックグランド)でアプリが起動して電気を食っているかもしれません。特に、常に最新の情報を更新するアプリには注意してください。もちろん、アプリを使いながらの充電や、電話やメールをしながらの充電は充電速度が落ちます。

充電する時の温度に原因がある

寒い冬の外や、暑い夏の車内で充電していませんか?普段より遅いどころか、充電が停止したりすることがあります。iPhoneの場合は高温や低温時に、注意喚起の画面が出て緊急電話以外操作できなくなります。高温の場合は冷やし、低温の場合はゆっくり温めてあげてください。
iPhoneの「高温注意」の画面

ちなみにiPhoneは高温でも低温でも同じ「高温注意」の画面が出ます。スキー場でiPhoneを出したら高温注意が出てびっくりする人も多いと思います。(アップデートにより表示画面は変更になる可能性があります。)Appleの場合デバイスの保管は-20度〜45度、使用の場合は0度〜35度とありますので、充電も使用範囲の温度が良いと思います。
スマートフォンやタブレットのなどモバイルデバイスの充電に関しては、デバイス、充電器、ケーブルこの3つが、様々な要因で絡んでいます。普段より充電が遅くて気になっている方は、参考にしてみてください。
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